アザにはたくさんの種類があります。大きく分けて、赤アザ、茶アザ、青アザ、黒アザの4種類に分類できますが、皮膚の形態に異常のあるアザもあります。当クリニックでは、各種のアザの症状にあわせてレーザー治療、手術などその方にもっとも適した治療を選択しています。
※ アザの治療の多くは保険診療の適応となります。
赤アザの治療には『色素レーザー』を使用します。色素レーザーは、主にヘモグロビンの赤い色に反応しますので、血管やメラニン 色素を持った細胞を破壊することにより赤アザを取り除くことができます。 最近では新しいロングパルスNd-YAGレーザーにより一層高い治療効果をあげることが可能です。

茶アザの治療では色素(メラニン)は皮膚の極浅い所にあるので、レーザー照射すると色素が焼けてカサブタになり、はがれ落ちます。ですから1週間くらいでカサブタが落ちると、もう色素斑はなくります。
しかし、レーザーに対する効果に個人差があったり、再発が非常に多いのがこのあざの特徴です。
ですが再発と再照射を繰り返すうちに、次第に色調が薄くなったり、あざの面積が小さくなったり、再発の間隔が伸びてくることがあります。このような場合はレーザーがある程度有効であると判断してよいと思います。
レーザーを照射すると、青アザの病的なメラニン色素に選択的にレーザーのエネルギーが吸収されます。するとメラニン色素が分解され粉々になります。でもそれだけではアザの色調は変化しません。むしろ色調が一時的に濃くなることがあります。しかし2、3ヶ月経つうちに、細かくなったメラニン色素は貪食細胞と呼ばれる生体の浄化細胞に取り込まれて、リンパ組織に運ばれ、皮膚からとり除かれます。
貪食細胞がメラニン色素を取り込んで、リンパ組織に運ばれる過程はかなりゆっくりしたものなのです。そのためレーザー照射してから実際に母斑の色調が改善するのは1ヶ月以上経ってからです。色調の改善は3ヶ月から6ヶ月くらい続くようです。 1回だけの照射でメラニン色素がなくなることはありません。ですから3ヶ月以上の間隔をおいてレーザー照射を繰り返すことになります。
黒アザは、母斑細胞が、皮膚の浅いところや深いところに密集してできたものです。
外見は黒色で、平らなものから盛り上がりのあるものまで、いろいろです。アザの症状にあわせて、Qスイッチルビーレーザー、エルビウムヤグレーザー、炭酸ガスレーザーによる治療や手術など、もっとも適した治療を選択しています。